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食べ方

唐揚げ・ザンギ・とり天・チキン南蛮の違い|鶏の揚げ物ジャンル図鑑

最終更新: 2026-10-05 ・ ガツガツグルメ編集部 ・ 約7分で読めます

定食屋でも居酒屋でも弁当でも、鶏の揚げ物はがっつり飯の主役です。ただ、メニューに並ぶ「唐揚げ」「竜田揚げ」「ザンギ」「とり天」「チキン南蛮」は、どこがどう違うのか説明しにくいもの。衣と味付け、そして生まれた土地の違いから整理してみました。

違いは「下味」「衣」「仕上げ」の3点

鶏の揚げ物は、肉に下味をつけるかどうか、衣に何を使うか、揚げたあとにタレやソースをかけるかどうかの組み合わせで呼び名が変わります。この3点を見ると、初めての店でもどんな一皿が出てくるかおおよそ見当がつきます。

唐揚げと竜田揚げ

唐揚げは、鶏肉に小麦粉や片栗粉をまぶして揚げたものの総称で、醤油・生姜・ニンニクなどで下味をつけるのが現在の主流です。竜田揚げは、醤油とみりんなどで下味をつけた肉に片栗粉をまぶして揚げたものを指すのが一般的で、衣が白っぽく粉をふいたように仕上がります。ただし両者の線引きは厳密ではなく、店によって呼び方はさまざまです。

ザンギ(北海道)

北海道で鶏の唐揚げを指す呼び名で、濃いめの下味をしっかりつけるのが特徴とされます。釧路市の「鳥松」が1960年(昭和35年)頃、鶏を骨付きのままぶつ切りにして揚げ、ウスターソースベースのタレを添えて出したのが始まりとされています。現在は骨なしのもも肉を使う店が多く、鶏以外にタコや鮭を揚げたものを「タコザンギ」「鮭ザンギ」と呼ぶこともあります。

とり天(大分)

鶏肉に天ぷらの衣をつけて揚げた大分県の郷土料理です。唐揚げより衣がふんわりと軽く、酢醤油やポン酢に練りからしを添えて食べるのが定番。発祥には、1926年(大正15年)創業の別府市「レストラン東洋軒」とする説と、大分市の食堂とする説があり、決着はついていません。同じ大分県では中津市や宇佐市も唐揚げの専門店が多い土地として知られています。

チキン南蛮(宮崎)

卵の衣をつけて揚げた鶏肉を甘酢にくぐらせた、宮崎県の名物です。昭和30年代に延岡市にあった洋食店「ロンドン」のまかない料理がルーツとされ、そこで働いた料理人たちがそれぞれの店で広めたと伝わっています。延岡市の「直ちゃん」は甘酢だけで食べるスタイル、宮崎市の「おぐら」はタルタルソースをかけるスタイルで知られ、全国に広まったのは後者の形です。

そのほかの仲間

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    油淋鶏(ユーリンチー):揚げた鶏肉に、刻みねぎ入りの甘酢醤油ダレをかけた中華料理。町中華の定食でよく見かける。

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    チキンカツ:パン粉をつけて揚げたもの。衣が厚く、ソースやカレーとの相性がよい。

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    手羽先の唐揚げ:骨付きの手羽先を素揚げに近い形で揚げ、甘辛いタレと胡椒で仕上げる。名古屋の名物として有名。

定食で頼むときの選び方

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    ご飯をたくさん食べたい:タレやソースのかかるチキン南蛮・油淋鶏。味が濃く、ご飯が進む。

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    肉そのものをがっつり:唐揚げ・ザンギ。個数を選べる店では、1個の大きさを確認してから決める。

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    さっぱり食べたい:とり天。酢醤油とからしで、揚げ物でも後味が軽い。

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    部位を選べる店では:もも肉はジューシーで脂が多め、むね肉はあっさりしていてたんぱく質をとりやすい。

発祥や由来には複数の説があるものが多く、本記事では広く紹介されている説を「〜とされる」という形で記載しています。

Q.ザンギと唐揚げは別の料理ですか?

明確な定義の違いはなく、北海道では鶏の唐揚げ全般をザンギと呼ぶことも多いです。下味を濃くつけたものをザンギとする説明がよく使われます。

Q.チキン南蛮にタルタルソースは必須ですか?

必須ではありません。発祥の地とされる延岡には、甘酢だけで食べるスタイルの店があります。タルタルソースをかけるのは宮崎市の店が広めた形とされています。


※本記事はガツガツグルメ編集部が独自に作成した一般的な情報提供を目的とした読み物です。 体調や体質には個人差があります。健康・栄養に関する記述は一般的な目安であり、無理のない範囲でお楽しみください。 ご意見・誤りのご指摘はお問い合わせまでお寄せください。

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